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CHIRIandAKUTA’s diary

この世の塵芥みたいな自分の徒然草的日記

2016年に聴いた音楽CD Best5

明けてしまいましたが、2016年に聴いたCDで良かったものをまとめてみようかなぁと思う。最初はBest10にしようと思ったが煩雑になりそうなので5枚に。特に昨年発売したものという訳ではない……。

では、早速。

 

・第5位 SOFTBALL「八紘一宇」

八紘一宇 (CCCD)

八紘一宇 (CCCD)

 

 2003年に発売された、日本のガールズ3ピースパンクバンドSOFTBALLの最後のアルバム。正直に言おう。パンクバンドってこともあるが、ヘタクソだ。でも、今の日本のガールズバンドにSOFTBALL以上のバンドは居ないと思う。本当に。

何が、と問われると難しくて答えに詰まる。ただ、今風に言うならば「エモさ」だろうか……。「言いたいことを臆せず言う」、そのパンク精神や青さがこれでもかと胸を突く。反戦を歌っていたボーカルMOEがだんだんと右側に傾倒しているという噂の中、ついに解散に行き着いてしまった同バンドの最後の最後のアルバム、ライブ映像を合わせて見るとその気概を強く感じることができる。

実は自分も昔SOFTBALLのコピーバンドをやっていた。このアルバムの中でも、2曲目「PROSTRATE」は最高に格好良いので音源と合わせてライブ映像も是非みて欲しい。これが本当に10代のバンドだったのか、と衝撃を受ける。残念ながら解散してから存在を知ったバンドだったが、今もやってくれていたら……と悔しい気持ちだ。5位に入れさせてもらったが、正直毎年聴いているのでただ紹介したかっただけである。万人には受けないとは思う。

 

・第4位 ゆらゆら帝国「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」

な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い

な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い

 

言わずもがな、大好きなバンドゆらゆら帝国。2003年、2枚のフルアルバム発売の後に行ったツアーのファイナルを収録したライブ盤である。

実は、僕が一番始めに聴いたゆらゆら帝国のアルバムはこれであった。度肝を抜かれた。これまで、自分は何とぬるい音楽に浸かっていたのだとハッとさせられた。本当に頬を張られたかのような痛みまで感じたことを覚えている。

音量は安定していないが、ライブ盤なので割とどうでも良い。大切なのは、ドラムのカウントの緊張感などもしっかり伝わってくること。特に終盤の、「ボタンが一つ」「星になれた」、何だか自分もライブハウスでスモークが漂う中に立っているかのような臨場感はすごい。リヴァーブのかかりまくったボーカルの声と歪みまくるファズギターに、眩しく白色に発光するステージが浮かんでくる。生々しい。このアルバムも正直毎年聴いている。が、やっぱり毎年絶対にBest5に入るような気もするので載せておく。爆音で聴くことをオススメする。

 

・第3位 toddle「Vacantly」 

Vacantly

Vacantly

 

ようやく昨年発売したCDに。第3位は2016年に発売したtoddleの4枚目のアルバム。

実は前作から5年の間が空いている。その間、2014年にはドラマー内野の脱退、2013年には田渕ひさ子の在籍していたbloodthirsty butchers のギターボーカル吉村が亡くなるなど、精神に大きく影響を及ぼす事件があったと田渕ひさ子はインタビューでも語っていた。吉村は過去にtoddleのプロデュースもしていた。

そんな辛い経験の後にようやく発売された今作は、1曲目「Disillusion」から始まり最終曲「Illminate」で終わる。 「迷いからさまさせる」から始まり「照らす」で終わるのだ。toddleは"5年もの間の長い迷いから醒め、そして自ら光を照らすまでになる"、そんな決意を感じる清々しさと、早朝に感じるようなひりひりとした哀しみを感じる名盤になっていると僕は思う。オススメは5曲目の「Bitter Hours」。

このバンドはまだ現役だ。気になったら、1月7日にもワンマンライブがあるので是非!(回し者ではない)

 

・第2位 チャットモンチー「majority blues/消えない星」

majority blues / 消えない星(初回生産限定盤)

majority blues / 消えない星(初回生産限定盤)

 

 さて、次は唯一のシングル。しかも、みんな知っているチャットモンチーの2016年に発売されたCDだ。

そう。チャットモンチーはずっと好きだった。いや、正確には高橋久美子が抜けて2人になったところまでは……。その後、サポートメンバーが入ってからは、ダメだった。自分の気持ちが着いて行けなかった。ファン失格だったのは分かっていたが、どうしても高橋久美子の影が見えて辛くなってしまった。そうして、フェスや何かで見ることはあっても少しこのバンドからは遠ざかっていた。

それが今年、なんと2人体制でまた音源を出すということで、俄然気持ちが戻ってきたのである。発売日、H◯Vさんで視聴すること15秒、「これだ!」と思わず涙ぐんでしまいそのままレジへ向かった。紛れもなくチャットモンチーだった。帰ってきたのだ。何を偉そうに! と思うと思う。だけど本当に、かつて好きだったころのヒリヒリ感やグルーブがそこにあった!

このCDに関して言うと、初回限定盤を是非買って欲しい。初回限定で入っている4曲目が本当に良い。通常盤にも2曲目に入っている「消えない星」を初披露した際のライブ音源とのことで、これがなかなかにエッジが効いている。初めて2人体制になった時の「満月に吠えろ」にも似た、感情の荒々しさや音楽への愛情を感じた。

 

・第1位 国吉亜耶子 and 西川真吾 Duo「国吉亜耶子 and 西川真吾 Duo」

国吉亜耶子 and 西川真吾 Duo

国吉亜耶子 and 西川真吾 Duo

  • アーティスト: 国吉亜耶子and西川真吾Duo,国吉亜耶子,山内薫
  • 出版社/メーカー: ベルウッドレコード
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: CD
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 最後に、第1位はこれ。本当に年末最後に聴いたのだが、一気に他の作品を抜き去ってしまった。国吉亜耶子 and 西川真吾 Duoの2012年のアルバムである。

恥ずかしながら、昨年まで全く名前も知らなかったアーティストだったが、Twitterでフォロワーさんの貼っていたYouTubeリンクを見かけて、「ふーん」という気持ちで再生してみたら圧倒されてしまったのだ。

ちなみに、この曲。


セレモニー / 国吉亜耶子and西川真吾Duo

声の力。曲の力が、最早暴力のように降り注いだ。合わせて、"これが音楽だ"と言わんばかりの佇まい、一瞬で惚れた。

もう年末だった。急く想いで、先に挙げた1枚と「RECORD」という次の2013年に出たアルバムを聴いた。2枚しかまだ聴けていないのだが、2択では2012年のアルバムの方が心に刺さった。特に最後を飾った「真珠道」という曲は圧巻だった。特に、電車に乗っている時にそれを強く感じる。冬の陽光の中で、車窓から流れていく景色と曲はどろどろ溶け合って、まるで映画を見ているかのようだ。

このデュオ、現在は名前を「Andare」と変え、色んなサポートメンバーと活動しているようなので、今年は是非ステージを見てみたいと思う。

 

と言う訳で、駆け足ではあったが昨年良いと思ったCDたちを偉そうに紹介させてもらった。インディーズでも熱いバンドは多いので、また別にいろいろ話しができたらなと思っている。

 

最後に、今年まず聴きたいCDを。

・NOISE「天皇

天皇

天皇

 

 ためしにYouTubeで聴いてみた。ただのノイズミュージックではない。謎の優しさや哀しみ、なんだか本当にどこかへ心が飛んでいってしまいそうな危険な匂いがした(良い意味で)。これは、2017年最初に購入する1枚になるかもしれない……。

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